発表会 - マキ・エコール・ド・バレエ - Page 2

マキ・エコール・ド・バレエ

身体を美しく整えるバレエ教室 静岡市

カテゴリー: 発表会

2026/06/2911.ワルツィングキャット

年齢の小さい子たちの作品です。

「ワルツィングキャット」

世界的な童謡なので、

メロディを知っている人は多いと思います。

日本だと「踊る子猫」とも言ったほうが伝わるかもしれません。

とにかく、

そこにいるだけで可愛い♥

笑みがこぼれるネコ姿♥

黒ネコもいるよ♥

まだ幼い彼女たちは、

バレエの「秩序」から学んでいきます。

例えば、並び方。

並んだときの隣の人との距離。

これは簡単そうに見えて、簡単なことではなく。

そして、勝手に踊り出さない。

自分の順番でないときは静かに待つ。など

踊りの世界は奥深いですが、

まずはとにかく、こういう一見なんでもないようなところから出発します。

そしてのちに、

このなんでもないようなこういうところが

踊りに現れてくるようになるのです。

テクニックより前にあるもの。

それは、

身体感覚の習得

神経系統の連結

空間認知

場の空気

言葉にならない感情

あいさつ

礼節

実体験を通さずして身に付けることはできないもの、

言い換えるなら「無形の価値」です。

今は数値化や効率化に支配されやすい世の中ですが、

子どもたちの未来は

数値化効率化できないものの中に宿ると私は思っています。

コスパのように、

何回やったら上達するか、何回やったら成果が見えるか。

そんな単純な尺度では計れないのが、

芸術の世界であり、感性の世界であり、

子どもたちの未来です。

そして発表会では、

普段はなかなか関わることのない、

自分たちより年齢の大きな先輩たちからもらう刺激。

この、年齢を超えた人同士の関わりは

何ものにも変えられないですね。

おねえさんたちが踊っている間、

どうしても発生してしまう待ち時間。

こんなふうに塗り絵していたり、

モニターでおねえさんたちを見ていたり。

子どもたちだけで楽しく過ごしたり。

ワルツィングキャットは、

曲の終盤に犬の声がワンワンと登場するのですが、

飛び跳ねてビックリする表現が、

とっても可愛かったです♥

2026/06/2610.キューピットのヴァリエーション

陽キャの最上級のおふたりです↓

そんなふたりにとっては初の、

ヴァリエ-ションでした。

この子たちはちょいちょい、

お休みの日にに呼び出し。

2025夏休み↓

2026春休み↓

この子たちはいつ呼び出しても、

ふたりで楽しそうに

自転車でやって来ます。その姿が可愛いの♥

お弁当持ちで、

終わるまで帰さないよって、

一日スタジオに閉じ込められても、

ふたりで楽しそうにしてるんです笑。

呼び出し甲斐があるよね笑。

ヴァリエーションは、

ドンキ2幕よりキューピット。

かつての先輩キューピットたちは、

かつらで臨んできましたが、

今回はこの子たちが自らかつらじゃないことを選択しました。

衣裳を渡したとき、

なんでかつらじゃないの~?

と先輩たちから質問攻めを受けている姿をお見かけしました。

なんと答えていたのかは不明です笑。

ヴァリエーションというものは、

基礎が丸出しに。あらわになります。

まだまだ、基礎力が足りない彼女たちです。

彼女たち自身も、

ヴァリエーションをやってみて痛感したことと思います。

発表会後、

ふたりのレッスンの受け方は確実に変わりました。

Naoは発表会が終わってから、

週に4レッスン受けるようになりました。

ピーチクパーチクうるさいけどw

やるときはやる女です笑。

学年はひとつ違う彼女たち。

姉妹のようにこのまま、

このまま大きくなってほしいなぁと思います。

 

 

P.S.

プログラムの中で使用していたこの写真↓

AoとNaoなんです。

帰ろうとしていたふたりをとっ捕まえて撮りました笑。

(撮影:ゆきえさん)

2026/06/249.祈り

友人の踊りに続き、

これまたコッペリア(こちらは第3幕)より

「祈り」です。

冒頭の分身。

これのなんと美しかったことか。

美しくスタート。

この作品は、

Koyoがセンターを構え、

立派に全体を引っ張っていました。

トウシューズも綺麗に履きこなせるようになって。

koyoはかつては一番ちっちゃい子で、

いつもおねえさんたちに引っ張ってもらっていた印象が

私の中でとても強かったので、

今回はものすごい成長を感じました。

3人とも、

まだ大人になりきってはいないものの、

半分はもう大人で、

もう半分はまだ子どもです。

いつまでも「女の子」ではなく、

今では女性らしさが垣間見える瞬間もあります。

そんな、大人と子どもの領域を行ったり来たり。

そんなこの子たちが踊る「祈り」。

それがとても清くて。

あっという間に通り過ぎてしまう十代のこの無垢な瞬間に、

この真っ白な衣裳もよく重なっていました。

とてもピュアな「祈り」を

ありがとうございました。

 

 

 

P.S.

この娘っ子たちは、

こんな顔を見せてくれることもあります笑

可愛い奴らめ。

 

2026/06/218.Synergy~以心伝心~

私は和洋折衷な作品が好きで、

毎回何かしら和の作品を創っています。

今回は。

和洋というより、

「和」でござんした笑。

そんな和モノを、

こちらのふたりに託しました。

息の合うふたり。

この、

バシッと感、

キリッと感は、

このふたりじゃなければ出せなかったと思います。

この類いの振付けは特に、

踊り手の資質がそのまま現れますから、

勝ち気で、

サバサバしていて、

男っぽい一面を持っている人に踊ってもらわないと、

この感じはなかなか出せません。

バシッと感は体幹が相当強くないと出せないし、

こういう作品は感受性の高さも必要です。

感受性は努力で付くものではないから、

それこそがその人の資質とも言えます。

ふたりで踊る作品だったので、

レッスン後に居残ってもらったり、

夏休みに呼び出したりして、

振りを渡していきました。

「Synergy」とは相乗効果。

ふたりで踊ってこそ、

相手を感じてこそ。

ふたりでバシッとキメてこそ。

息を合わせてこそ。

「ひとりよりふたり」が成立してこその作品です。

そして、サブタイトルである「以心伝心」。

言葉を使わずに、

互いの心が自然に通じ合うこと。

それを今回、

照明という手段を使って視覚化。

真ん中のシルエットは、

上半身がMaaya

下半身がAmane

を映していました。

シルエットがピタッと合う瞬間と、

合わない瞬間もあって、

リハ、ゲネ、

踊るたびに毎回違うシルエットが出ます。

本番は本番にしか出せないシルエットが現れます。

一期一会のシルエット。

その合わない瞬間もあるからこそ出せる、

ふたりの以心伝心の瞬間は確実にあり。

そんな、

人と人の以心伝心を、

表現したかったのです。

ふたりにピッタリの、

ドンピシャな作品でした。

ターンやジャンプといったテクニックを

一切封印し、

表現力だけで勝負したような作品でした。

難しい振付けだったと思いますが、

振りを吸い込むように受け取ってくれたふたりと、

どんどん自分たちの色に染めて作品を仕上げていく姿、

身体を細部まで律して、整えて、動かす楽しさ。

私も創作過程がとても楽しかったです。

ふたりには壮大なる創作の機会を与えてもらいました。

ありがとうございました。

2026/06/187.きらきら星変奏曲

きらきら星変奏曲☆

有名なあのきらきら星の曲が、

モーツアルト作曲であるということは

知っていそうで知らない人が多いのかもしれません。

きらきら星は「変奏曲」なので、

何種類ものきらきら星が世に存在します。

今回はこのきらきら星変奏曲を

この子たちが大~好きな光るステッキで振付けました。

しかしこのステッキを折ったり割ったりしてしまうことが

日常茶飯事だった(^_^;)

なんと本番直前のお昼休憩のときに折れちゃったり・・・

どうなることかと思いましたが、

本人たちはなんのそのです笑。

このグループも前日に照明さんに呼び出されて、

絶対に間違えることはできない立ち位置の指定。

このスポットに立つためにね。

そして、

背景の星空。

これは前回の発表会での大人作品「星月夜」

そして2022年の「シンデレラ」

このときの星空を、また使いました☆

 

2026/06/126.ゲーテ・パリジェンヌ

スカートフリフリフリフリチームです!

オッフェンバック パリの喜びより

ゲーテ・パリジェンヌ!!

スカートありきの、

フリフリありきの、

フレンチカンカンですから、

練習用にフリフリスカートも準備して臨みました。

元気の良すぎるチームだから、

彼女たちにはピッタリな作品だったと思います。

この羽を限られた時間の中で付けるのが、

結構大変なことでしたが、

自分たちで協力し合って、

なんとかしていく姿は、

とても成長を感じる場面でした。

伸びしろしかないチームです。

数年後が楽しみだ。

2026/06/115.友人の踊り

コッペリア第1幕より 友人の踊りです。

コッペリアの物語背景はポーランド。

1幕は広場でペザントたち(村人たち)が楽しく踊る場面です。

この、友人の踊りは別名で「スラブ」と呼ぶこともあります。

コッペリアの組曲の中で、

この場面にはスラブ音楽が使われているからです。

軽快で明るいスラブ音楽で踊るこの友人の踊りは、

跳躍が多いため結構ハード。

Koyoも跳びまくりw

センターを構えて、

みんなをしっかりリードし引っ張っているAyanoの姿が

とても印象的でした。

動くたびに拡がるスカートも、

綺麗でしたね。

2026/06/064.eyes.

コンテンポラリージャズ作品。

eyes.

まだこの子たちが小学生だった頃、

憧れのおねえさんたちが踊っていた作品です。

そしてかつては、

私もこの作品を踊っていました笑!

私は日々、

クラシックの型を通して「表現する」ということを伝えています。

クラシックの型は本質的に「正しさ」を求められます。

「正しさ」だけで踊れるとは思ってませんが、

そもそも論、「正しさ」を知らなければ到底バレエにはなりません。

レッスンを重ねて型を追い求めるうちに、

気付いていくことはたくさんあると思います。

そのひとつが、

「崩すことで存在する美」もあるということです。

「崩す」という言葉を使うと、

適当に、楽に、みたいに感じてしまう人もいるかもしれないけど、

全然そうじゃなくて、

ジャンルという、「身体哲学の違い」が存在するということです。

何を美しいとし、

何を礎とするのか、

結局のところ型を破れるひとは型を持った人だけなんです。

長い年月をかけて型を身に付け、

必要に応じてその型を死守することもあれば破ることもある。

自分の意志で。

それでこそ「表現の域」に来たと言えます。

だからコンテンポラリーは、

クラシックのその先にあるもの。と私は考えます。

誰でも踊れるわけじゃなくて、

クラシックが解ってなければ踊れません。

だから私は、

生徒たちがこのテイストを踊れるようになってくれるのはすごく嬉しいです。

これを踊れるくらいになったときには、

曲を聴いて「どう表現するべきか?」じゃなくて、

感じた瞬間に答えはある。

答えなんてないのが答えなのかもしれないし。

その域の会話を、

身体を通してできるようになっています。

テクニックは、

見せつけのためのテクニックじゃなくて、

表現するためのテクニックであってほしい。

これは何事にも言えること。