マキ・エコール・ド・バレエ - マキ・エコール・ド・バレエ

マキ・エコール・ド・バレエ

身体を美しく整えるバレエ教室 静岡市

投稿者: マキ・エコール・ド・バレエ

2026/08/13それから

発表会が終わってもう数ヶ月経ってますが、、、

それから。

新しい仲間が増えたり、

みんながどんどん黒くなっていったり(^_^;)

Yotsubaがレッスンに来てくれたり、

Akariが来てくれたり、

あんなに泣き虫だったAnnは進級した先のクラスで

めっちゃクールにレッスンをこなしていたり(笑

NaoとAoはトウシューズが始まり苦戦中だがいつでも明るくて、

(さすが陽キャ代表w)

しっかりついて来いよ!

そして、Saeがクラスに帰ってきた(わーい♥

2026杉本会も無事に遂行され笑。

ここ最近の、

谷桃子バレエ団の公演では、

会場でうちのスタジオの子たちに会うことが増えました。

興味を持って、

わざわざチケットを取って、

わざわざ新幹線に乗って、

その物語の世界に自分から入っていく。

これはすごく喜ばしいこと。

芸術、音楽、文学など

優れたものに触れることによって「質」の知覚が生まれます。

良いものを見ていると、良くないものはすぐわかります。

悪いものばかり見ていても、良いものはわかるようにはなりません。

昨今のSNSは、

表面的な浅いものや偽物をあたかも本物であるかのように見せる技術だけがひとり歩きしてしまっているから、

スマホを置いて、

時間を割いて、

嘘偽りのないリアルな世界に、

身を預ける時間を設けて欲しいな、と思います。

さぁ、夏休みも後半だ。

2026/08/06第8回発表会

バレエのレッスンは繰り返しの世界、反復の世界です。

年齢は関係なく人にはタイプがあって、

・繰り返すことに飽きてしまう人

・繰り返すことで理解を深める人

があると思っています(良い悪いではなく)。

バレエは、後者のタイプでないとできません。

そんな後者のみんなとこうして空間や時間や精神を共にできることを、

とても嬉しく思います。

人の精神は常に一定を保つわけではなくて、

揺らぎながら生きていくのが自然です。

だからレッスンを重ねていく中で、

心は晴れの日も雨の日も曇りの日もあるでしょう。

晴れた日には、幹や枝が良く伸びます。

雨の日には、根が良く伸びます。

曇りの日のようなぼんやりした日はパッとしないかもしれないけど、

トータルでみたらそんな日も必要です。

苦しいと感じる壁があったとしても、

その壁はいつか自分を守ってくれる盾となるでしょう。

いつも見守ってくださるお母さんたちの心模様も、

日々様々あると思いますが、

一番近い存在であるお母さんが、

その子の「好き」を雑に扱わず、

その小さな熱量を否定せずに育ててもらえた子には、

「好き」で拡がっていく領域というものが必ずあって、

それはその子の将来に確実につながっていきます。

これは、卒業生たちを見ていても感じます。

何事も、

上手くなるより前に必要なのって、

技術より先に、

「好きでいていい空気」なんじゃないかな、って

そう、思うのです。

私は自分の表現を

生徒たちに対しても、客席に対しても、

渡す立場にいます。

自分の表現を渡すとき、

どう受け取るかは完全に相手側の領域で、

踊る人も観る人も

それぞれが持つ記憶や経験、感情を介入して作品に触れていきます。

それぞれの見方があって、

感じ方があって、

賛否あって、

賛だけじゃないことも百も承知です。

踊る側、観る側、作品に触れてくれた人が、

自分とは異なる世界観に直面して、

自分の言葉では回収し尽くせない何かを感じて、

その人の内面にあるなにかが揺さぶられるような空間であったらいいな、

と願います。

これぞ芸術の力!によって、

当時の記憶や心が蘇り、

卒業していった教え子たちが今でもなお、

一緒に泣いたり笑ったりしてくれるこの環境は、

かけがえのない私の財産です。

私が望む教室の姿を、

終わること無く一緒に描いてくれてありがとう。

第8回発表会、

改めてありがとうございました。

(↑初のドローン撮影)

すご~くマイペースに記事を書いていたら、

8月になっちゃってた笑。

こんなスローペースにお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

 

今後も私は、

SNSという雑多とした架空間ではなく、

ブログという比較的静かな空間で発信していこうと思います。

2026/08/03白鳥の湖④

「影のオデット」

これを映像と思って観てくれていた人が多かったようです。(大成功(^_^)v

人間です!笑

Akariです!笑

果てしなく幻想的に、

果てしなく夢幻的に、

そして幽玄的に。

そんな表現を目指していた、

物語終盤のシーンで、

とても意味を持つ場面でもありました。

だから、映像でしょ?って思っていただけたら、

この部分を非現実的に現せたということなので、

100点なのです(えっへん

このシーン、

たったこれだけ。を

たったこれだけ。で

表現するのはとても難しく。

たったこれだけ。を

たったこれだけ。で表現するのはとても難しい。

だって、

たったこれだけ。で

その世界観を立ち現わさなくてはならないのだから。

そしてこれ、

Akariは結構高い台の上でやらなくてはならなくて(汗

場当たりのときには台を組んでいただき、

奥行きや高さを身体で感じて、

もっと奥行きないと座り込めない、だの

階段はこっちにして、だの

スタッフのみなさんにはわがまま言わせていただきました(^_^;)

そして、

Akariは黒鳥が始まるときにはもう台の上でスタンバイしていて、

Akariはたったひとり、

Maayaの黒鳥グランを背後から見守っていてくれていたのでした。

4人で締めくくった、

「白鳥3幕」でした。

かつて、

まだ幼かったAokaがシンデレラの幼少期、

母を失った哀しさを演じたとき、

まだAoは小さかったけど、

Aoにも同じことを言ったけな。

「たったこれだけ。こそ、いちばんむずかしいんだよ。」

バレエは、

ただ踊れるだけ、では十分ではありません。

物語の中にスッと入っていけること。

役にスッと入っていけること。

世界観が立ち現れること。

観ている人をこっち側に引っ張れること。

仕立ての最後に残したいのは、

振付けの完了ではない。

踊ること表現することを学んでく中で静かに育つ、

気配であり、

佇まいであり、

流儀であり、

スタンスです。

白鳥の湖はとても難しく、

私はこの白鳥の湖を実現するのに、

かなりの長い年月を要してしまいました。

マキ・エコール・ド・バレエを立ち上げたときからの目標でした。

ここまでくるのに、16年もかかっちゃった。

(かかりすぎやろ笑。)

あー楽しかった!

2026/07/31白鳥の湖③

「黒鳥のグラン・パ・ド・ドゥ」

今回は谷桃子版の黒鳥だったので、

正確には「グラン・パ・ド・トロワ」となりました。

今までは、

HanaやHime、Yotsubaたちが引っ張ってくれて、

それにしっかり着いていけさえすればいい立場でしたから、

「楽しい」だけで済んでいたのかもしれませんが、

今回は最年長。

自分が全体を引っ張るという重圧は避けられない舞台となりました。

そしてこれまで、

私との関係性を苦しく感じることも

あったと思います。

バレエとは、

瞬間に生きる肉体と精神の芸術であり、

芸術とは、

「感じる力」を育む営みです。

感じたものを認知して表現できるのは人間だけ。

人は、

自分の器以上の景色は見れないし、見せられません。

だから、

映画を観る。

本を読む。

旅に出る。

人と会う。

一流を観る。

etc・・

現代の子どもたちには特に、

いろんな価値観に触れてほしいなと思います。

その人の器を拡げるために。

今回、私は彼女を一番近くであり一番遠くから見ていました。

一番感心したのは、

美しいものを「きれいだね」だけで終わらせず、

なぜ美しいのかを観察する審美眼、

さらにその美を再現するための分析眼、

美を分解して組み立て直す方法は無限にあり、

そのうえで、

誰かの正解を追いかけるのではなく、

誰かのコピーを目指すのではなく、

なぜ表現するのか、何を表現するのか、のような

哲学的ななにかが彼女の中に宿っていったことです。

劇場全体を、

黒鳥の世界観に満たすことができていたと思います。

 

 

ちなみに、

薔薇を投げるシーンは、

トライアンドエラーの繰り返しでした笑!

こういうなんでもないようなところこそ、

難しいんだよね~笑。

2026/07/28白鳥の湖②

パ・ド・フィアンセは、

花嫁候補の踊り、各国の姫たち、

と呼ぶこともあります。

白鳥の湖を観慣れている人は、

曲がワルツではないので、

あれ?と思った人もいたのかもしれません。

今回、私はこのパ・ド・フィアンセで、

ジャック・カーター版の楽曲を使用しました。

スペインは、

悪魔(ロットバルト)の同伴者。

かっこいいよね。スペイン。

そして、ナポリ。

タンバリンで元気よく。

袖から出ていく横顔は、

私の大好きな光景。

シュワッチ笑。

みんな大好きチャルダッシュ!

後ろ姿の刺しゅうが素敵♥

肩背中使いがキーを握る踊りです。

そして、マズルカ。

後ろ姿のマントが可愛くてたまらない♥

初舞台を踏んだ子たちも。

3幕「王子様の婚約者を決めるパーティでのお祝いの踊り」でした!

 

2026/07/26白鳥の湖①

みんなで創り上げる古典作品が、

私はすごく好き。

今回は、

白鳥の湖より第3幕に挑戦しました!

この白鳥3幕は、

「ディベルティスマン」と言って、

物語とは直接関係のない様々なダンスの、

美しさや音楽を楽しむためのものです。

クラシックに縛られず、

各国の民族舞踊が組み込まれ、

それぞれの表現力を発揮する重要な場面です。

2026/07/16【特別プログラム】3.大きな白鳥の踊り

小さい頃からずっと一緒にレッスンを重ねてきたふたりによる、

「大きな白鳥の踊り」でした。

そんなふたりの踊る姿は、

感慨深いものがありました。

この大きな白鳥の踊りは、

見た目の繊細さと裏腹にとてもハードな踊りです。

体力も消耗しますが、

シューズの消耗も半端ない。。。

想像の何倍もキツイ、かなり過酷な踊りです。

Akariはこのハードな踊りをグランのあとに(^_^;)

Maayaはまだグランを踊っていないのに、

このハードな踊りをグランの前に(^_^;)

2人には申し訳ない構成だな、、、と思いつつも、

プログラム的にどうしてもここにしか置けなかった

「大きな白鳥の踊り」でした。

Maayaはこのあと黒鳥を踊るわけですが、

黒鳥を踊るからこその白鳥でした。

物事のすべては、対極で成り立っています。

陰陽の世界。

白の中にこそ黒が在り、

黒の中にこそ白が在る。

対でひとつです。

だから、黒鳥を踊るためにはどうしても白鳥を踊る必要があります。

黒鳥(悪)の世界を表現するためには、

白鳥(善)の世界にアクセスする必要があるのです。

どうしても。

そしてAkariもまた、

このあと影のオデットが待っています。

だから、そんなふたりにはどうしても必要な白鳥の踊りなのでした。

2026/07/15【特別プログラム】2.海賊のグラン・パ・ド・ドゥ

Azuのポテンシャルはすごかった。

これはよそから借りてくるわけでも、

私が与えるものでもありません。

彼女の中に、

ちゃんと「在る」ものでした。

それが、

このPDDが良い刺激になって彼女の中に立ち現れた。

そうでなければこんなにも伸びしろを見せてもらえることはなかったでしょう。

効率化できないもの。

信頼関係はボタンひとつで生まれない。

育成は時短できない。

文化は大量生産できない。

永く受け継がれてきた文化芸術に直接触れるということ。

そこには必ず手間があり、時間があり、物語が生まれます。

今の時代、

時間をお金で買うことはできるのかもしれないけど、

時間そのものが生み出す価値はお金では買えません。

Azuの物語を、登っていく階段を、華ひらく瞬間を、

近くで見ることができて嬉しかったよ。