私は和洋折衷な作品が好きで、
毎回何かしら和の作品を創っています。



今回は。
和洋というより、
「和」でござんした笑。

そんな和モノを、
こちらのふたりに託しました。

息の合うふたり。




この、
バシッと感、
キリッと感は、
このふたりじゃなければ出せなかったと思います。


この類いの振付けは特に、
踊り手の資質がそのまま現れますから、


勝ち気で、
サバサバしていて、
男っぽい一面を持っている人に踊ってもらわないと、
この感じはなかなか出せません。


バシッと感は体幹が相当強くないと出せないし、


こういう作品は感受性の高さも必要です。
感受性は努力で付くものではないから、
それこそがその人の資質とも言えます。


ふたりで踊る作品だったので、
レッスン後に居残ってもらったり、
夏休みに呼び出したりして、
振りを渡していきました。

「Synergy」とは相乗効果。
ふたりで踊ってこそ、
相手を感じてこそ。
ふたりでバシッとキメてこそ。
息を合わせてこそ。

「ひとりよりふたり」が成立してこその作品です。

そして、サブタイトルである「以心伝心」。
言葉を使わずに、
互いの心が自然に通じ合うこと。

それを今回、
照明という手段を使って視覚化。
真ん中のシルエットは、
上半身がMaaya
下半身がAmane
を映していました。

シルエットがピタッと合う瞬間と、
合わない瞬間もあって、

リハ、ゲネ、
踊るたびに毎回違うシルエットが出ます。

本番は本番にしか出せないシルエットが現れます。
一期一会のシルエット。
その合わない瞬間もあるからこそ出せる、

ふたりの以心伝心の瞬間は確実にあり。



そんな、
人と人の以心伝心を、

表現したかったのです。

ふたりにピッタリの、
ドンピシャな作品でした。
ターンやジャンプといったテクニックを
一切封印し、
表現力だけで勝負したような作品でした。

難しい振付けだったと思いますが、
振りを吸い込むように受け取ってくれたふたりと、
どんどん自分たちの色に染めて作品を仕上げていく姿、

身体を細部まで律して、整えて、動かす楽しさ。
私も創作過程がとても楽しかったです。

ふたりには壮大なる創作の機会を与えてもらいました。
ありがとうございました。


