本番は
たった一度きり
その空間に流れる
一瞬一瞬は本当に濃いもので
日常とは違った
時の流れというものがあります
そこには
重みがあって
輝きがあって
舞台は
終わりがあって
終わりがないようなもので
舞台は
その経験が
その感性が
その人の中に蓄積されていって
輝きに変わっていく
だから
その舞台は終わってしまっても
すべてが
次の舞台につながっています
今、春の発表会のDVDや写真が
次々と出演者のみんなの手に渡っていき
「先生、もう何十回も見ています」とか
「暇さえあれば見ています」とか
みんな口ぐちに言ってくれて
自分を客観的に見ることは
映像や画像を通してしかできないから
そこから感じること
見えること
気付くこと
きっとたくさんあると思うんだよね
その作業が大事だと
先生は思うんだ
踊りっぱなしにしないということは
そういうこと
舞台を経験するってことは
その場で踊りきればいいってだけじゃなく
やり遂げてから
自分自身を分析したり
自分自身を自ら感じたり
良かった点も
反省点も
心に留めて
次のステップにつなげていく
そうやってキャリアが積まれていくんだよ
そしてそれは私も同じで
舞台を通して
見えてくる課題もあるし
方向性もある
強化するべき点は
技術面
精神面
体力面
クラスによっても
レッスンでやるべきことは変わってきます
でも何よりのスキルアップは
みんなの気持ちのベクトル↑
みんなの「これから」が楽しみだな

2012/07/09完了形
2012/07/04月曜クラスのみなさまへ。
静岡リビングカルチャースクール
秋に向けたスクール移転に伴い
月曜クラスのみなさんには
大変なご不便とご迷惑をおかけしてしまい
本当に申し訳なく思っています
10月に移転完了するまでの間
緊急策として
私にできることを提案させていただきましたが
それでもみなさんにご不便かけてしまうことに変わりはなく
本当に申し訳ありません
カルチャースクールという大きな組織の中で
私個人として
できることとできないことが
どうしても出てきてしまいますが
みなさんの「声」は
上層部に直接届けたいと思っています
ご意見・ご要望
お聞かせください
2012/06/29大人のバレエ

先生としての一歩を歩き出す時
大人になってからバレエを始めた人たちも
情熱を傾けられるような
そんなスタジオにしようと思いました
大人のクラスには
思い入れがあります
大人のクラスって
「趣味クラス」とか「健康クラス」とか「美容クラス」とか・・・
子どもたちのクラスとは
別枠で捉えられてしまうことがよくありますが
私はこの別枠的な捉え方があまり好きではありません
対象の生徒さんの年齢がどうであろうと
子どもだって
大人だって
バレエをしたくてレッスンに来てくれているのだから
伝えていくべきことは
同じはずです
大人だって
「きちんと」レッスンしたいし
「舞台」だって立ちたい
だから
単なる真似っこじゃなく
理論からしっかり伝えていこうと思いました
そして
舞台にも送りだそうと


大人には
大人ならではの
「バレエ魂」と「バレエ根性」
そして「バレエ熱」があります
みんなのね、そんな情熱を感じる時
目指している道は
間違いではなかったと確信できる
そして一緒に成長していけるんだと思う

「大人のバレエ」のいいところは
みんなそれぞれに
ナルシスト的なポイントを持っていること
持ってますよね??????・・・(笑)
ナルシストな面を全開にする必要はないけれど
ちょっぴりナルシストな部分は
持っていないとバレエはできませんね
この世界はそういう世界です
それでいいのです
ナルシシズム(自己陶酔)は
技術面とはまた違った別の次元で輝き、
大人のバレエを輝かせてくれる武器です
子ども達は、無垢な美しさを放ちます
大人はそれに加えて好戦的な美しさが加わっていくのです
バレエをマニアックに追求していくと
正しいポジションとか
癖をとることに懸命になりすぎて
自分の個性を見失ってしまう時期もあったりします
正しいポジションは大事ですから
やりすぎて軸がとられたり
ムーブメントを装飾しすぎたりすることはダメですが
ナルシシズムは
「表現力」のエッセンスとして
生かせる方向に使えたらいいな、って思います

大人のバレエは
青春だね
2012/06/28産前産後のココロとカラダ
今年度の、春の特別クラス
「マタニティ&産後クラス」無事終了しました

産後クラスは
赤ちゃん同伴でレッスンします
赤ちゃんたちはそれぞれに個性があって
可愛くて楽しい
レッスン中、
ママの傍らでご機嫌よくおもちゃで遊んでいる子
スタジオ中を探検する子
赤ちゃん同士の交流をはかる積極的な子
いつもと違う雰囲気に泣いてしまう子
エクササイズ中のママによじ登る子
いろんな子がいます
ママとしては
せっかくレッスンに来ているのだから
始終、大人なしく寝ていてくれたら
それはそれは助かるけど
そんな大人の思い通りには行かないのが、チビッ子たちです(笑)
産後は特に
忙しさの中に自分自身が埋もれてしまいがち
だから積極的に
自分の興味のあることや
好きなこと
挑戦してみたいな、と思ったことに
行動を起こして欲しいな、って思います
そこから拡がっていくことが
きっとあるはず
子育てを楽しむためには
自分自身が楽しまなくちゃね
2012/06/25関係性
鏡に対して
バーをどのように配置するか
鏡に対して平行に置くのか
垂直に置くのか
ちゃんと意味があります
初歩のクラスでは
垂直
ある程度レベルが上がってきたら
平行
バレエは
自分自身をいかに立体的に見せるか
とても大事ですよね
立体的に作り上げるために
エポールマン
が、あるわけです
エポールマンとは
「身体の向き」と「顔の向き」のコーディネーション(調和)です
今日からバレエ始めまーす!
という生徒にはまだ
エポールマンを要求することはできません
数回レッスンしたくらいでは
エポールマンはつきません
「バレエを教える」ということは
大切な生徒たちに「段階を踏ませる」ということ
いきなり10を求めない
1から身体を通して経験し、理解していくのが
結局は一番の近道なのです
こうした「見せ方」を習得するためには
時間がかかります
でも時間をかけて習得したものは
一度手に入れると、なくてはならない存在になります
「踊る」=「立体追求」
が、当たり前になって
そうやって
「バレエらしさ」
「優雅さ」
「凛々しさ」
その人の踊りの中に出てくるのです
鏡とバーが垂直に配置されるということは
身体はアン・ファス(正面)をとります(片手をバーに置いた状態で)
自分自身を正面から見るわけです
ここで要注意なのは
鏡の中の自分と、ずっと目を合わせるような癖をつけてはいけません
鏡の中の自分とずっと目が合ってるうちは
意識は身体へと向けられていません
アン・ファスでやるべきことは
第一にセンタリングと引き上げ
そして手の動きと足の動きの調和です
足の動きと手の動きに一体感が出てきたら
ここでようやく
エポールマンの出番です!
バーと鏡は、平行に配置されると
軸はよりタイトに使われ(正しく立っていればですよ)
肩越しに顔がつくことが自然になっていきます
こういうことが
自分の中でどんどん、どんどん自然になっていって
いざ舞台!となったとき
鏡のない
大きな空間の中でも
自身を立体的に見せることができるようになります
上達のヒントは
「肩越しの景色」です
2012/06/17コッペリア全幕



バレエ団の公演でした
今日の公演は
何が何でも
顔を出さないわけにはいかなかったです
特別な日でした
会場も
いつにも増して華やかでした
たくさんのお花達が
お出迎えしてくれました
芸術監督の安達哲治先生が
今日の公演をもって
団を退かれます
20年以上にもわたり
バレエ団を常にリードし
導いてくれました
バレエ団のみならず
日本のバレエ界を
力強く引率してくださいました
そのおかげで
今の日本のバレエ界が存在します
本当にお疲れさまでした
ありがとうございました
幕が完全に降りたあと
再び幕が開くと
そこには、ひとり
スポットライトを浴びた
安達先生が立っていて
客席は
スタンディングオベーションと拍手の嵐
そして
感動と感謝の涙
かっこよすぎました
安達先生が最後に手掛けたこの公演は
平成24年度
文化庁トップレベルの舞台芸術創造事業
どこまでかっこいいのでしょう!
私はこのバレエ団を
とても誇りに思います
2012/06/13産後のピラティス
今日は
午前レッスンから
わいわい
にぎやか
「産後クラス」
今日のクラスは
赤ちゃんの月齢がほぼ揃っていたので
赤ちゃん同士
ママ同士
いい感じでしたね
中には
元々はバレエクラスの生徒さんで
以前はバレエを受けてくれていて
妊娠してマタニティクラス
出産して産後クラスと
長いお付き合いの方もいます
こうしたお付き合いは
本当に嬉しいです
ありがとう!
産後クラスは
ママたちの志が高く
身体意識も高く
行動力があって
前向きなママたちが
集まります
だからママたちは
「もっと、もっと」
でも
赤ちゃんたちは後半になると
「帰ろうよー」
「抱っこしてよー」
「眠たくなっちゃったー」
「おっぱいー」
のコールが飛び交います(苦笑)
ここが難しいところ
でもこのクラスは
ガンガンにレッスンすることを目的にしているわけじゃなく
赤ちゃんとの調和を最も大事にしたいクラスなので
赤ちゃんの要求には耳を傾けつつ
スキンシップをとりながら
クラスを進めていきます
ママと赤ちゃんが
目と目を合わせて
笑顔でエクササイズしているのを見ると
こちらまで笑顔になります
みんな
次回のレッスンも
元気に来てね
2012/06/12若気の至り
私の恩師は
ロシア人です
はじめてこの先生のレッスンを受けた時
私は恐れ多くも、ロシア語の
「こんにちは」 (Здравствуйте!)
「さようなら」 (До свидания)
「ありがとう」 (спасибо)
この3つしか知りませんでした・・・
これまた先生も
日本語はよくわからず・・・
だけど
言葉がなくても
バレエでつながっていることができました
私たちの共有する空間は
それでも成り立っていたのです
身体表現ってすごいね
今だったら
こんなチャレンジャーなことは、とてもできないけど
若さだけで
突っ走っていた頃だったので
意外に平気でした(笑)
バレエ用語
たとえば「プリエ」とか「タンジュ」とか
これは世界共通
中国でレッスンを受けたとしても
アメリカでレッスン受けたとしても
世界中
どこに行っても「プリエ」は「プリエ」
「タンジュ」は「タンジュ」
但し
足のポジション1番2番・・4番5番や
脚の方向、前・横・後
カウントの数え方などは
その国の言葉です。
日本なら「5番」
英語圏なら「Fifth Position」
ロシア語だと「пятый(ピャートィ)」
カウントも
日本なら「1と2と3・・」
英語圏は「One and Two and Three・・・」
ロシアは「Рáз и двá и три・・・」
レッスンの時
繰り返し耳に入ってくる言葉は
不思議と自然にわかるようになっていって
「プローハ!」って言ってる時
先生はいつもしかめっ面をしているから
きっと私のできていないことを指摘しているんだろうな・・とか
「ハラショー!」って言ってる時は
いつも笑っているから褒めてくれたのかな・・とか
そんな風にロシア語とは
常に体当たりでした
ただ、私の弱点は
耳からのみ、のロシア語なので
読み書きが苦手
そして
ロシア語一般を理解しているわけじゃなく
レッスンの中で困らない程度
あの頃、
もっと言語にどん欲になっていれば・・って思ったりします
でもあの時はあの時で
先生のクラスについていくのが
必死だったんだよね・・
もう一度
あの頃に戻ってみたい


