2幕 コール・ド (群舞)
森の精霊さんたちは
斜め列をとても頑張っています。
踊る云々以前に、

こうして「気をつけっ!」で整列してみたり、

円陣組んで、
綺麗に並ぶためのコツを、紙に書いて説明することもあります。
バレエの世界って、
ヒエラルキー(ピラミッド)の世界で、
頂点には主役(ソロ)がいます。
その頂点は、キラキラと眩いほどに輝いていて、
そこに強烈に憧れることが多いですが(それは心理として当然)、
踊っていく上で一番大切なことって、
コール・ドにすべて詰まっていると言っても言い過ぎではないと、
私自身は思っています。
この世界に長くいると、
ソロだったら頑張る、その他大勢だったらちょっと力抜く
前列だったら頑張る、後列だったら適当にやる
センターで踊らなければ意味がない
こういう、なーんも解っとらん残念な人種を目にすることもたまにありますが、
(そういう人種には言ってもしょうがないので、黙ってますが)
そういうことにだけこだわっているのは、
そこにしかこだわれないっていうのは、
まだまだ甘っちょろい証拠。
所詮上っ面で踊っているだけです。
だから放っとく(笑)。
確かにバレエの世界には「配役」というものが存在していて、
それが階級だったりするのだけど、
誰が上とか、誰が下とか、そういうことじゃなくて、
お互いがお互いの役を尊重し合ってないと、いい舞台にはなりません。
だって、ソロだけゴロゴロいても成り立たないでしょ。
コール・ド(群舞)がいて、
カルテット(4人)や、トリオ(3人)や、デュオ(2人)があって、
そういう中でソロ(1人)がいるのです。
だから結局、どの役に属して踊ったとしても、
その舞台で舞う人間全員が「大切なひとり」なのです。
これまで、この子たちとも

そこんところに重きを置きながら、接してきたつもりです。
そういった意味でも、
コール・ドの指導、私はとても大切にしたいと思っています。

踊り手としての構え、心、その根本となるところを伝えたい。
そういうことを伝えていくには、
コール・ドを踊るという機会は、とてもとても重要な段階です。

2幕 夢の場 森の精霊たち

あ~綺麗だな~って、見てもらいたいし
それよりなにより、
踊っている張本人のこの子たちに、
あ~気持ちいいな~って、うっとりしたような気持ちを感じてほしい。
感じたこと、が積み重なって

踊りになっていくからね。
日: 2017年9月17日
2017/09/172幕 コール・ド (森の精霊たち)
2017/09/17バルセロナ広場
例えば、
国語の教科書を音読するとき、
感情込めて、流暢に読むことができる人
どうしても棒読みになってしまう人
英語の授業で、
英語のReaderのとき、
いかにも日本人的な発音で英文を読む人
アクセントや抑揚をつけてスラスラと読める人
踊りも同じで、
流れるように動く(=舞踊)
のっぺらぼうな動きをする(=ラジオ体操)
こういうのはもう、「感性」としか言いようがないです。
ドン・キホーテの幕開け 第1幕はバルセロナ広場。
オープニングでは、
この、明るく陽気な街の様子を「描写」します。
「振付」ではなくて、「描写」です。
これは、今回はじめてとなる試みです。
セキジリアのクラスでは、夏休みが終わる頃から
具体的にこの描写に関して、
見たり、話したり、やってみたり、してきました。
10月の半ばには、1幕メンバーを召集した特別合同振付があります。
その日に向けて、この「街の描写」について、取り組んできたわけです。
今日はその役決めのための、簡易的なオーディションをしました。
オーディションなんていうと大袈裟かな
これまで取り組んできたことを、総合的に見せてもらう機会を作りました。
クラスを3分割に分けて、順番に見せてもらうことに。
<第1グループ>
Akariが断トツで目立ってました




Akariが纏っている空気、バレエでしょ?
こういうふうに、瞬間瞬間が「バレエ」だと、写真の中でさえ目立ちます
見ていて、そういう子には自然と目がいきます。
客席だって、きっとそう。目で追ってしまう子って、いますよね。


他の子たちがダメとかそういうことじゃなくて、
このグループではAkariが群を抜いていたという、そういうことです。
この写真だけパッと見ても、Akariだけ違うでしょ?鏡に映ってる後ろ姿だって。
<第2グループ>
うちのRioさまは、こういうのが得意中の得意でございまして



もう、この第2グループは
Rioのリサイタルのようでした(笑)。
スイッチも全開に入り、完全にバルセロナ広場に↓行っちゃってます

みんなには「もっと大きく動いてごらん」って言うことばかりですが、
Rioには「そんな方まで行かんでいいよーもっとこっち来てー」とか言います(笑)。



たまに、「そりゃ、やり過ぎだわー」ってくらい大きな動きもしちゃいますが(笑)、
お話しの中に、スーッと入っていくのがすごく上手な子です。

Rio圧巻
<第3グループ>
Sayukiは、Rioほどアグレッシブではないですが
やんわりと、でも確実にその世界観に入って来れる子です。

わざとらしくない、というか
なんか自然なの。



アピールして踊るタイプではないんですが、
やはり自然に出る笑顔ってのは、強いです。
自然とその子に目がいきます。
セキジリアのメンバーに担ってもらう役というか、担当は、
今日やってもらったことを元に、構成を立てます。

マタドールと絡んでもらう、とか
ワインのグループ、お花関係、通行人・・・というふうに
だいたいのメンバーは決めておきたいので、
今日のを参考に、決めさせてもらいます。
誰がなにっていうのは、
特別合同の日に言うね。


