零れるほどの星空をイメージに創りました。
「星月夜」

今回は、
全員でトウシューズで踊る!という
意思表明があり。

それならば!と
トウシューズ徹底基礎のクラスを立ち上げ、
取り組んできました。

誰もが、大人になればなるほど、
いろんな事柄や物事を
まず頭で理解しようとします。

それももちろん必要なんだけど、
踊るってことは動き続けるってことだから、
「身体感覚」

この感覚が肉体に通ると、
表現になります。
これはバレエに限らず、
カラダを使って発信するものはすべてがそう。

前日のリハで舞台に乗ると、
照明さんからいろんな注文がつくんだけど、
この星月夜は、
最後にどーーーーーーしても
この月の中に入ってもらわなくてはならなくて。

なんだけど、
最初の通しで、
あれ?5人しかいない

この円の中に入れないと、
ただ暗闇に立ってるだけなので、
見えない=存在しない ことになっちゃう。

だから、
全員が全員でピタッとここで合わせるというのが、
連帯責任でもあり笑、
最後の宿題でした。

見ててハラハラすることもありますが、
チームワークのあるクラスなので、

最後は絶対どうにかするメンバーだってことは、

よく知ってます笑。
投稿者: マキ・エコール・ド・バレエ
2024/06/07№12. 星月夜
2024/06/06№11. Dolly Wink
赤いシューズが可愛いね。
Dollyさんたち。


唯一の、
クラス混合のグループでした。




まだ照れもあるのか、

写真を見返しても結構な割合で

視線が落ちちゃっててもったいない


この子たちの大きな課題です。

このポーズが大好きなこと、



先生知ってるもんねー。

まだまだ伸びしろ持った子たちです。

Dolly Wink Sisters!

2024/06/04№10. RI・N・NE ~輪廻~
MI・YA・BIを
第3世代までやったので、



もうさすがにこれ以上引っ張るのはやりすぎかな。
って思ったから、
今回は封印すると決めていました。
そしたらなんと!
直談判ネゴシエーターのこの子たちから、

苦情がきた(笑)。
話を聞けば、
「次は私たちだと思っていた」
「楽しみにしてた」
「そのためにレッスンも増やした」
とそれぞれに。

ピーチクパーチク言ってくるこの子たちだけども(笑)、
筋は通っている(←私はここが好きだ)。
そんならこっちもやるのが筋でしょ!ってことで、
このネゴシエーターのみなさんに対して
私も負けずにネゴシエーションして(笑)、
呼び出したw
2023年の夏休み。

お弁当まで持って来させて、

丸一日スタジオに監禁w
終わるまで帰さない(本気で)。

監禁されても楽しそうなネゴシエーターたちwww

振りを入れたばかりの
その日の様子↓
MIYABIから離れすぎず、

でも新しく。

どちらも大事にしたかった。

だから、「生まれ変わる」にフォーカス。

そんな作品を、創りたかったのです。


だからこその、「RI・N・NE ~輪廻~」




照明さんとも、
綿密な打ち合わせが必要でした。
この子たちの気持ち、
それに対して私が創りたいと思う意図、
生まれ変わりの世界観。

そうして完成したRI・N・NEは、
照明という手段で「輪廻六道」を表現。
「六」をキーワードに、

床の六角形。
そして、

六人の影。
「六道」とは、
天国と地獄
人間と畜生
釈迦と餓鬼
すごく深いところまでいってしまいましたが(笑
踊るのはまだ子どものこの子たちなので、
あまり重くなりすぎないよう、
色の使い方も計算しつつ、

重厚感にもこだわって。

一緒に成長できた作品だな、と思っています。

この子たちの声がなかったら、
創ってなかったと思うんだよね。

創作の機会を、ありがとうね。
2024/06/02№9. 宝石
眠れる森の美女 第3幕より
「宝石」です。

アントレ

金の精

銀の精

オパールの精
(サファイヤやエメラルドと呼ぶこともあります)

ダイヤモンドの精

コーダ

この一括りで「宝石」です。
結構長編なのよ
これを今回は、


キトリクラスのメンバーに託しました。


この宝石の中では、
あまり踊られることが少ない
オパールの精(サファイヤやエメラルドという名のこともある)は、


8分の5拍子という
ちょっとだけめずらしい拍の取り方。
聴ける人はタップして聴いてみてね↓
https://youtu.be/39ulQqHYSNM?t=128
ね?
ひとつの拍の中に音が5つ、あるでしょ?
12345、12345、12345、12345、、、、、、
これは、宝石の五角形を

5という拍子(音)で表現したものと言われています。
(また雑学を語っちまった笑)
バレエは目には見えない音(音楽)を視覚化し表現するものでもありますが、

その逆のパターン、
視覚を音楽化するという発想もまた、すごいなぁと(首がもげそう笑)。
今回、この子たちは

初のヴァリエ-ション、
そして長時間のトウシューズ。


宝石は、
足さばきがとても難しいです。

特に、
アントレ、コーダ、そして銀。

やってみて感じた難しさや、
その難しさの向こうにある楽しさ、
十代の若い心には、それぞれ何かが宿ったでしょう。

彼女たちの姿の中に私もまた、
指導の課題も見えました。
まだまだ今から、の子たちだからね。

↑ 照明さんにわがまま言って特別仕様で撮った1枚 ↑
2024/05/31№8. ミッキーマウスマーチ
はーい、ミッキーマウスマーチ♪

みんなが知ってる曲で、


元気に踊りました!


初舞台の子たちもいるグループでしたが、

自分の立ち位置にもしっかり立ててましたね。
照明は派手にいきましたので、


リハではピカピカに押され気味でしたが笑、


そんなところも可愛いミッキーさんたちです。


あ、ミッキーって言うと怒られちゃうんだっけ笑

「先生ミッキーじゃないよ、ミニーだよーーー!」
って、

子どもたちに何回ツッコまれたことか笑。

ちっちゃーい

なぜカメラ目線www

はーい、横見ないよー

はーい、下見ないよー

おーい、走らんよーーーーw


こんな破天荒も、

数年後、
「懐かしいね~」で吹き飛ばしてね!
2024/05/29№7. ヘーベ
「フローラの目覚め」より
ヘーベのヴァリエーション

フローラの目覚め は、
日本ではここ数年で活発になってきたな、という印象です。

ギリシャ神話が元になっている作品で、
1900年代初頭に創られたと言われています。
100年以上経っているにもかかわらず、
この現代にも舞踊譜が完璧な形で残っているそうです(見てみたい!
すごいことですね。
浪漫を感じてゾクゾクしちゃう笑

この完璧な状態で残っていた舞踊譜を元に、
2000年代に入ってから
マリインスキーがこの「フローラの目覚め」を復刻させました。
この2000年代に入ってからのその流れで、
今の日本にフローラの風が吹いているのかと思われます。
ギリシャ神話に出てくる4人の女神が登場人物となるフローラの目覚めから、
今回取り組んだのは、

「ヘーベ」でした。
ヘーベは、別名ロゼと呼称されることもあります。
朝露の女神
青春の女神
と呼ばれることもあり、
「若さ」、「フレッシュ」、「清い」、「爽やか」

が、キーワードとなるヴァリエーションです。

Yotsubaにぴったり
直接舞台をご覧いただいた方は、
感じたと思いますが、

Yotsubaの回転力に、
衣裳の美しさが便乗されて、

本当に美しい時空間が流れていました。

Yotsubaのヘーベは、
実は当初プログラム構成の中に入っていなかったんですが、
急きょやることが決まり、

スタジオが夏休み中だったある日、
Yotsubaを呼び出して振り入れしたっけね。

このヴァリエーションを踊ることになったのは、
Yotsubaの意図でもなく、私の意図でもなく、

このヴァリエーションに私たちが呼ばれたというか笑、
吸い込まれる流れみたいのがあったのかな?なんて今は思っています。
そのくらい、
導かれるように決まったヴァリだったから。

そして、このヘーベのヴァリエーションを
とても満足した顔で踊っていたYotsubaの横顔と、
あなたに付いて回る衣裳の美しさは、
私の記憶にずっと残り続けると思います。
2024/05/28№6. エスメラルダ
「エスメラルダ」って聞いて、
音楽も、衣裳も、振付も、
ぱっと思い浮かぶのは、
こっちのエスメ

なんじゃないかな、と思います。
エスメラルダとは、登場人物の名前。
ジプシーの娘です。
原作は、「ノートル=ダム・ド・パリ」
「ノートルダムの鐘」と題されることもありますね。

でも、こっちのヴァリエーションって
ジプシーっぽくないですよね。衣裳からして。
そう。ちょっとエスメは特殊なんです。
こっちのみんなが思い浮かべる方のエスメは、
全幕のエスメラルダを観に行ったとしても踊られることはないのです。
ガラとして、物語とは別に後付けされたものなんです。
本家のエスメラルダは、

こっちなんです。
(以上、雑学終わり笑)
ね?どっからどう見ても

こっちはジプシーよね。
日本では、
やっぱりあっちのエスメがひとり歩き、ひとり勝ちしちゃってる感じで、
まぁそれはそれでいいんだけど、
本家本元のエスメ踊ったれ!

ということで今回はこちらの、

本家本元、生粋のエスメラルダのヴァリエーションに
取り組みました。

ですがこの曲もまた、入手が困難で。
これに関しては調べていくうちに、
お金で買える曲じゃないんだ。
ということが解り・・・
私がこれまでのバレエ人生で築いてきたすべての人脈を駆使して、
人から人へ
つてを伝って、
やっと辿り着いた楽曲でした。

やっとのことで手に入れたこの曲で、
あーでもない、こーでもない、
そーでしょ、あーでしょ、
言いながら取り組んできたんですが、
なんとこのお方、

前日の、
前日のですよ?
前日の最終リハーサルで、
なんと、

振付を変えて出てきました(爆!

下手(しもて)から舞台に飛び出してくる出だしの振りを、
前日の最終リハで変えてきたんですよ(勝手にw)

出てきて、
おいっ
ちょ、
おまwwwww
って。
私がなりました(爆笑)。
が、

このヴァリエーションは、
エスメラルダが登場してくるときのヴァリエーションなので、
結果として、
変えた振付けのほうがその場面にふさわしく、

精度も上がっていました。
物語の時代や背景、人物像を汲み取り、
探求してきたエスメラルダ。
自分なりのジプシーエスメラルダの解釈が、

本番前日のあの日に、
彼女の中に確立したのでしょう。
哀艶な表現力に大きな成長を感じたヴァリエーションでした。
2024/05/26№5. チポリーノ
ロシアではよく上演されますが、
日本で観る機会はなかなかない 「チポリーノ」

ソ連時代に創られたもので、
カラフルで可愛らしい作品ですが、
全幕で観ると、風刺も入ったちょっと面白い作品です。

野菜や果物たちが圧政と闘うという、
当時のレジスタンス精神がよくわかる物語。

原作が児童書なので、
登場人物がタマネギやラディッシュ、トマトなどの野菜たちや、
ぶどう、レモン、さくらんぼなどの果物たち。

今回はそんな可愛らしい登場人物の中から、
「さくらんぼ伯爵令嬢たちのヴァリエ-ション」を
ピックアップしました。


キャスティングは、
うちのキャラスタリスティックなふたりを。

Saeの強みは七変化。
なりきる、が得意の女優肌です。

Rinaは、これまでもカナリヤやアレキなど
キャラクター色の濃い作品をいくつも踊ってきました。

可愛らしいけど、
技術がないと踊れないヴァリエ-ションです。

このふたりだから、できた。
このふたりじゃなきゃ、できなかった。
私にとってそんな作品でした。

今回このヴァリエ-ションをやると決めてから、
最初の壁が音源の確保。
探しても探しても、ない。

探して探して探しまくってわかったことは、
もう日本ではこの曲は手に入らないということ(笑)。
笑ってる場合じゃなくて、
ならば!とういことで探しました、世界を。

そしてめでたく私の手元に届いた奇跡のCDは、
オレゴン州の中古CDショップから来ました(爆!

ドル決済で泣いたわ(笑)。


