ロシアではよく上演されますが、
日本で観る機会はなかなかない 「チポリーノ」

ソ連時代に創られたもので、
カラフルで可愛らしい作品ですが、
全幕で観ると、風刺も入ったちょっと面白い作品です。

野菜や果物たちが圧政と闘うという、
当時のレジスタンス精神がよくわかる物語。

原作が児童書なので、
登場人物がタマネギやラディッシュ、トマトなどの野菜たちや、
ぶどう、レモン、さくらんぼなどの果物たち。

今回はそんな可愛らしい登場人物の中から、
「さくらんぼ伯爵令嬢たちのヴァリエ-ション」を
ピックアップしました。


キャスティングは、
うちのキャラスタリスティックなふたりを。

Saeの強みは七変化。
なりきる、が得意の女優肌です。

Rinaは、これまでもカナリヤやアレキなど
キャラクター色の濃い作品をいくつも踊ってきました。

可愛らしいけど、
技術がないと踊れないヴァリエ-ションです。

このふたりだから、できた。
このふたりじゃなきゃ、できなかった。
私にとってそんな作品でした。

今回このヴァリエ-ションをやると決めてから、
最初の壁が音源の確保。
探しても探しても、ない。

探して探して探しまくってわかったことは、
もう日本ではこの曲は手に入らないということ(笑)。
笑ってる場合じゃなくて、
ならば!とういことで探しました、世界を。

そしてめでたく私の手元に届いた奇跡のCDは、
オレゴン州の中古CDショップから来ました(爆!

ドル決済で泣いたわ(笑)。
カテゴリー: 発表会
2024/05/26№5. チポリーノ
2024/05/24№4. ジゼル ギャロップジェネラル
この子たちは、FUNNYな子たち。

更衣室もうるさいし、
楽屋もうるさい確定w


溜まりも確定だなw


この方たち↓に通ずるものがあると思う。









ね?
だから類は友を呼んじゃうのよ。
↓合体しとるしwww

で、この子たちのおもしろいところは、
自分たちの要望を私に直談判してくるところですw

今回は、クラシックチュチュじゃなくて
スカートが拡がる衣裳がいいーーーー!
って、交渉してきました笑。

このクラスは、
まだまだ脚力強化をしなくてはならないクラスだったので、
1曲はそのための練習曲になるようなものを
創らなきゃな、と思ってました。

だから作品を創るというより、
コンビネーション的な要素が多かったな。

このクラスの子たちも、みんな大きくなりました。

舞台袖から見る陽気な横顔は、
いつまでもそのままでいてほしいな、と思います。
(うるさいけどw)
2024/05/23№3. シンコペーティッドクロック
「シンコペーティッドクロック」
曲を知っている人も多かったと思います。


バレエの発表会では定番とされるこの曲を、
私は第7回目にして初めて採用しました。



私は振りを創るとき、
先に音楽が決まってから踊りを創ったり、
踊りが先でそこから音楽を探したりすることもあるんだけど、
今回のこれに関しては衣裳が私の中で一番先に決まって、

じゃあこの衣裳でなに創る?ってなったとき、
シンコペーティッドクロック、今でしょ。
ってことになりました笑。

まだ年齢の小さい子たちなので、
空間認知的に「円」で動くっていうのがとても難しくてね。

立ち位置によって円周の長さが違ってくるわけじゃん。
綺麗に円で動くってことは、
内側の人は少ししか動いちゃだめで、
外側の人はがんばって動いてくれないと、
円で綺麗には動けない。

でも、「円周」なんてまだ通じない年齢だからね。
あの手この手で伝えるんだけど、成功率は決して高くはなかった。
のに、
のに


本番はとても綺麗に円を描いていました。
今までで一番上手に描いていました。
子どもたちのパワーって、
本番にしかない不思議な力って、
すごいね。

前回の発表会では、
まだ周りの子をキョロキョロ見ながらじゃないと踊れなかったり、
直前まで泣いていたりしていた子たちが、

堂々と前を見て踊っている姿が
とても印象に残っています。

ちなみに今回こうして大きく床に映し出されたこの時計は、

前回のシンデレラで使った時計です笑。

濃淡を変えて使ってみました。
2024/05/20№2. ロンド・カプリチオーソ
サン=サーンス
「ロンド・カプリチオーソ」

私の大好きな曲です。

バレエブラン(白いバレエ)の対極にある、
バレエノワール(黒いバレエ)は、
うちの得意とするところでもあります。

黒い余白を贅沢に使った世界観。

この「ロンド・カプリチオーソ」は、
2018年に発表した作品の再演でした。

衣裳は一新。

照明プランもブラッシュアップさせて、

輝きを変えて戻ってきた感がありましたね。

ドンキから一転。
ガラッと雰囲気が変わって静まり返った客席に
勝利のようなものすら感じました(笑)。

今まであんなに可愛らしく、
キューピットだのミッキーだの踊ってきたこの子たちが





もう「女の子」の域を出て、
女性らしく舞う横顔が眩しかったな。





足が死ぬ、足が死んだと言いながらも(笑)、

トウシューズで何曲も踊り切りました!
それも通るべき洗礼みたいなもんよね(笑)。
2024/05/19№1. ドンキ3幕 グランパドドゥ ~番外編~
ゲネプロでの出来事であった。。。


ま、こうなるわなw

落としてハケられていかれました。
・・・。

そんで君ら知らないと思うけど、
Hiroya先生がバジルでかっこよく華麗に
この髪飾りを袖に投げてくれたんよ。

袖にいきなり髪飾り飛んできて、爆笑してたんじゃないかなこの子ら(笑)。

で、レベランスは
何事もなかったかのように出てきたw

素晴らしいwwwww

2024/05/17№1. ドンキ3幕 グランパドドゥ③
キトリの友人たち。

この子たちはいつも愉快です笑。

箸が転がっても可笑しいお年頃。

いっっっつもこんな感じです。

人生の半分以上を一緒に過ごしてるメンツだからね。

仲が良くて何より


レッスン前、レッスン後の更衣室は
いつもほんとーーーーーーーーーーーーに
うるさいです。

楽屋もうるさかったに違いないよ。

でもいざ、
やるとなったらピシッと。

ピシッと、やる子たちです。

この切り替えスイッチは本当にスゴくて感心します。

さすが、生粋のマキっ子。

私はこの子たちのそんなところが、大好きです





→続く
2024/05/16№1. ドンキ3幕 グランパドドゥ②
私にはもうひとり、
このドンキを贈りたい子がいました。

私はManaを心底信頼していたから、
託したかった。
彼女に、託したかったんです。
キトリとバジルのアダジオのあと、

友人が場をつないでいくのですが、

ここは誰がこの場を踊り繋いでくれるかで、
このグランパドドゥ全体としての空気や一体感、
団結や協調性が決まると言ってもいいと私は思っています。
友人Va.の一人目は、
踊れれば誰でもいいわけじゃないのです。

そんな「友人第1Va.」が、
Manaでした。
グランのあと、

客席の高揚感を
全部背負って繋いで踊る。

袖から飛び出していくプレッシャー。
そんな緊張の中でも堂々と踊り切って

次に繋いでくれました。
Manaは、

場を融合させる不思議な力がある子だからね。

大役おつかれさまでした!
→③に続く
2024/05/14№1. ドンキ3幕 グランパドドゥ①
改めて、第7回発表会
ありがとうございました!

今日から記録として
この発表会の記事をマイペースにアップしていこうと思います。
今回、私はふたつのグランパドドゥから


舞台構成を組み立てていきました。
Himeのグランが決まったとき、

Himeにはドンキだ。3幕だ。って、
即決でした。
あれがいいかな、これがいいかななんて迷いは、一切なく。
話が決まってから、
私たちは1年かけてこのふたつのグランパドドゥを創ってきました。


パドドゥが初めての真っ白な彼女たちは、
毎回スポンジのような吸収力で取り組んでいて、


「クラシックバレエとは?」という大きな枠組み、概念。
これを肌で感じ、
体感することで初めて到達した域や辿り着いた場所が
あったように思います。
私はレッスンにいつも同席しながら、
そんな彼女たちの変化を嬉しく思いながら眺めていました。
今回、私は計算の上でこのドンキグランを

ド頭の幕開けにドカンと持って来たのですが、
コーダの最後、

潔さと儚さの狭間でスパッと暗転になる

あのキュッとした締め方。
私の計算に、=で答えをもらえた気がします。
あの儚さが切なく、
そしてあの潔さがドンキらしい。

Himeと私の、ドンキだった。

できることはすべてやったと思えたドンキだった。

ありがとうね、Hime。
立派なキトリを、魅せてもらいました。
そしてドンキは、


なんていうか、ドンキファミリーだったよね笑。
Hiroya先生には、華を添えていただきました。


何度も静岡まで足を運んでいただき、
何も知らない彼女たちに
手の取り方、重心の預け方、乗り方のタイミングや下りるときの残し方、
毎回細かくご指導いただきました。
ありがとうございました。
→②に続く


